テスト・測定システム

ATLAS-Si TDR
PCB伝送線路挿入損失計測システム

Delta-L、Delta-L 3 Line、SPP、SET2DIL対応

次世代高速バスの登場により、プリント基板メーカーも高周波PCB伝送線路の信号損失を制御する必要性が高まってきました。
高周波信号損失は、2GHz以下の周波数帯域で動作させるプリント基板に関してはほとんど無視できる範囲ですが、2GHz以上の周波数帯域で動作するとなると、この信号損失が大きな問題となってきます。
Polar ATLASシステムは、この問題をすばやく簡単に解決するために開発されました。

Atlas挿入損失測定システム

Atlas挿入損失計測システムは、PCB製造環境でのPCB伝送線路損失の測定においてPCB製造メーカー様などが現場で正確で再現可能な測定ができるように、使い勝手良く設計されています。
このシステムは、TDR 用のAtlas SiまたはVNA用のAtlas Siで構成されています。

本番環境での伝送ライン損失のテスト

Polar Atlas ソフトウエアを使用すると、PCB製造メーカー様は緻密に管理された製造環境でPCB伝送ラインの損失をテストできます。Atlasは、正確に設計されたテストクーポンおよびGHzプローブと組み合わせて使用すると、独自のアルゴリズムを使用して周波数依存の損失特性を抽出します。

Atlasシステムは、Tektronix DSA8300またはDSA8200オシロスコープTDRとの互換性があります。
PCB製造メーカー様は、Atlasを手持ちのTektronix DSAにそのまま接続して使用するか、Polarからターンキーパッケージ(セット)を提供するかを選択することができます。

Atlasは、Delta-L、Delta-L 3 Line、SET2DIL(シングルエンドTDRから差動挿入損失)を含む複数のテストメソッドをサポートし、シングルエンドテストおよび専用クーポンから、差動挿入損失)および有効な比誘電率を抽出します。
また、IPC-TM-650で要求されるシングルエンド挿入損失テスト用のSET2SEILメソッド(シングルエンドTDRからシングルエンド挿入損失)およびSPP(Short Pulse Propagation)メソッドもサポートしています。

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ATLAS800 静電気保護モジュール

26GHz対応静電気保護モジュール

静電気保護モジュールであるATLAS800には、リレー回路をはじめとした静電気対策モジュールが組み込んであります。
ATLAS800を経由してE0804に信号を送ることで、静電気に弱いTDRモジュールを保護し故障のリスクを大幅に減らします。
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プローブは片手だけで使えます

基板工場内で損失測定が可能

高度な数理的処理技術を用いたことで、大掛かりなプローブステーションを不要にでき、非熟練者でも簡単に損失測定ができます。工場内で損失測定できることによって、時間の短縮が可能になり、歩留まりを減らすことが可能になってきます。
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SPPはIFN使用/不使用が選択できます

SPP測定対応

求められる場合には、IBM社が開発したSPP測定方式もオプション選択可能、要求された用途に合わせて使用することができます。標準でインピーダンスの測定も可能です。
ソフトウエアで対処した高価なIFN (Impulse forming Network)を使用しないバージョンもあります。

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